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志功装丁本日誌ver.β(2)

 投稿者:文庫中毒  投稿日:2008年 5月31日(土)10時16分55秒
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   上京して古書即売展に行く機会が最近ではほとんどないので、ネットが頼りである。
 先日横山美智子著『生活の目標』萬里閣、昭和16年発行の特製本、カバー付を「日本の古本屋」で見つけ、ネット古書店から購入した。状態の悪いカバーが付いて  円。
 もちろん一般に販売された並製本はすでに架蔵している。だがカバー付特製本とあれば、状態の如何を問わず、とりあえず押さえておく。
 表紙、カバーは同じ図柄で、本文、奥付や定価も全く同じである。装丁が並製と丸背上製、カバー無しと有りのほか、検印及び検印紙がまったく違う。
 出版統制が徐々に厳しくなり出版社の統合が進む戦時中、贅沢な作りの本は影をひそめるのに、並製販売用の本とは別にこのような特製本が作られている例がある。
 例えば、長谷川銀作著『牧水記』図書研究社、昭和18年発行の特製本。
 両者ともに装丁と検印及び検印紙のみ違うのが、何だか曰わくありげである。特製本として販売した形跡もないので、著者献呈用であろうか。もしそうなら数は少ないはずである。以前話題になった、ぐろりあ文庫のカバー付きも同類とすべきか。
 明らかに別価格で売り出しているものには、津村信夫著『戸隠の絵本』、前川佐美雄著『白鳳』などの特製本があり、未確認ではあるが蔵原伸二郎著『風物記』や筏井嘉一他著『歌集新風十人』なども同様か。
 『生活の目標』の横山美智子は尾道出身の作家。少女小説を多く手がけるほか、教育関係の著作もある。『生活の目標』も啓蒙的、教養的な感想文、随筆文の類である。
 著者と棟方志功とは直接的な関係はなさそうで、むしろ萬里閣が仲立ちしたものであろうか。保田輿重郎の関わりが気になる。
 これ以降、萬里閣の志功装丁本としては保田輿重郎著『後鳥羽院(増補新版)』昭和17年発行、阿部静枝著『若き女性の倫理』昭和17年発行、同『苦しめど克ちてゆかん』昭和18年発行がある。
 
 
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